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速やかな行動で後悔や先延ばしを回避!先延ばし改善術

Image by Pexels from Pixabay

ずっと前からやろうと思っていることを、後回しにしてはいないでしょうか。

・キャリアアップのための勉強
・人生を変えるための転職
・ダイエット
・個人的にやりたいと思っていた創作活動

夢や目標が達成できれば、バラ色の人生が待っている!と妄想をしたことはないでしょうか。
いろいろアイデアは持っているけど、手をつけていないということはないでしょうか。
その頭の中にあるイメージは、妄想のままで終わる可能性があります。

当たり前のことですが、どれだけ素晴らしいアイデアを持っていても実行しなければ価値はありません。
もし何もせずに一生を終えることになれば、間違いなく後悔するでしょう。
しかし、分かっていても何もしない人が大半です。

ここでは、後回しをやめるための解決方法について紹介します。
そろそろ、妄想を妄想のままで終わらせることは、やめにしませんか。

目次

妄想の危険性

成功した自分を妄想したことはないでしょうか。

私の場合は「お金持ちになった自分」をイメージしたことがあります。
「お金があれば、あれもこれも買える」
「会社に行かなくてすむだろうなぁ」
「夢の一軒家が建てられる!家の内装はどうしようか」
こんな感じです。
妄想は非常に楽しいものです。

ここで大切なことが抜けています。
それは、お金持ちになるまでの「過程」です。
お金持ちになるまでの道のりが抜けていると、ただの妄想になります。

そしてこの妄想は、目標達成の足を引っ張る罠となります。
なぜなら、つらいことや苦しいことからの逃げ場になるからです。
妄想の世界に逃げ込んでも現実は少しも変わりません。

成功イメージが、現実逃避の場所にならないように注意が必要です。

本当に変化が必要か考える

自分を変えることができない原因として、現状を何としても変える必要がないことが挙げられます。

私の経験では・・・

・テストの成績を上げたい
 →別に上げなくても退学にならない
・目標の学校に合格するには学力が届いていない
 →届かなくても滑り止めには入れる
・会社で昇進したい
 →今のポジションでも何とかなっている
・お金持ちになりたい
 →別に金持ちになれなくても生活はできる
といった具合です。

ここで、何が何でもやり遂げたいという理由がないことに気づきました。
大した理由もないのでは、苦痛を伴う行動を続けることはできません。

行動するには理由が必要です。
達成したい目標が困難であればあるほど、重要になってきます。

口先だけの理由では行動できません。
自分を動かすべき理由について、徹底的に考える必要があります。

すぐ行動しない理由

強く決心したことを後回し、先延ばしにしたことはないでしょうか。

「今日は疲れたから、明日から頑張る」
「区切りのいい来月1日から頑張る」
「仕事が落ち着いてから頑張る」
「何となく気分が乗らないので、調子が出てきたら頑張る」
これらは、私が先延ばしにしたときの理由です。

これらの理由の中に、行動したくない、変化したくないという本心が隠れています。
自分の変化を望んでいるのは表向きだけです。

そして、どういうわけか未来の自分を過信していました。
「だらけるのは今日まで、明日の自分は頑張れる」
「そのうち継続できるようになるに違いない」
「きっと来年には成果がでている」
何の根拠もなく、こう思っていました。
不思議なことに、今は行動できなくても未来では行動できると考えていました。
もちろん、そんなことはありませんでした。

今日でも明日でも来月でも、何か特別な変化が起きることはありません。
特別、能力が発揮できるような日が来た試しはありません。
せいぜい少し調子が良い程度です。
起こりもしないことを待つよりも、1日でも早くスタートした方が得です。

今までの人生を振り返ってみても、もっと早くやればよかったと思うことが山ほどあります。
結局のところ、やろうと思った瞬間がベストタイミングでした。

あれこれ理由をつけて後回しにしたり、迷ったりする時間は無駄でしかありませんでした。
どうせやらなくてはならないことであれば、さっさと着手するようにしましょう。

とにかく初動が大切

勉強や運動をしようかと思っても、やる気がでないことを理由に行動しないことがありました。
しかし、やる気を行動の理由にするのは戦略として間違っているようです。

作業興奮と呼ばれるものがあります。
これは、作業を始めたことによるドーパミンの働きで、湧いてきた意欲や集中力のことです。
つまり、始めさえすれば作業興奮により

私の経験上、作業興奮により
「やる気があふれてきた!よし、やるぞ!」
となったことはありません。

どちらかというと、
「まあ、もう少し勉強続けるか・・・」
「せっかくジムに来たから、筋トレするか・・・」
と、こんな感じです。
これでも何もしないより、はるかに上出来です。

作業興奮を利用するには、とにかく始めることが大切です。
しかし、作業量が多かったり困難だったりすることを目の前にすると、始めることが嫌になります
そこで、手をつけやすい小さなことから始めるようにしましょう。

私の場合は以下のようにしています。
・勉強に使用するテキストが分厚いなら、裁断して小冊子にする
・読書をするなら1冊読もうとするのではなく、1行だけ読む
・運動しようと思ったら、とりあえずトレーニングウェアに着替える
・掃除をするなら、部屋の一部を5分だけ掃除する

大事なことは、意欲がなくても手がつけられるくらいに、小さくて簡単な作業に分解してから始めることです。
元気がない状態でもできる作業単位に分解しましょう。

小さなことでも長く続けていれば成果が生まれます。
最初から欲張ることはせずに、少しでも実行したらよしとしましょう。

開始日と終了日の締め切りをつくる

やるべきことの締め切りが迫ってきてから着手した、という経験があるかと思います。

・夏休みの宿題を最後の1週間で終わらせる
・試験勉強は三日前から始める、または徹夜でやる
・仕事で報告書を作成するときは、締め切り日の定時に完成
・各種料金の支払いは、期限日に振り込み

全て私がやってきたことです
同じようなことをしてきた人もいるかと思います。

振り返ってみると、何とか締め切りは守っていることに気づきます。
つまり、締め切りがあれば行動するということです。

会社ではプロジェクトの計画を作成するとき、必ず「開始日」と「終了日」を設定しています。
この開始と終了を、後回しにしていることに当てはめればいいだけです。

特に「いつから始めるか」という開始の締め切り日を設定することが重要です。
この設定がないと、締め切り日のギリギリまで何もしないことになります。
そして、本当に不味い状況になったとき、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら行動することになります。

やるべきことや目標を決めたときは、開始日を同時に決めましょう。
開始の締め切りを定めず、「いつかやる」とすることだけは絶対にやめましょう。
それは「やらないと決めていること」と同じだと思ってください。

見られていないと人は動かない

周りに人がいると、あまりだらしないことはできない!と気を引き締めたことはないでしょうか。
例えば職場や学校、サークルなど。

人がいる場所では、しっかり身だしなみを整えて、テキパキ行動できる人できる人がいます。
そして逆に、誰もいないときは別人のようにだらしなくなったりします。
私も職場ではしっかりしようと意識して行動していますが、家ではだらだらすることがよくあります。

人は、誰にも見られていないときと、誰かに見られているときでは行動に差がでます。
分かりやすい例では、監視カメラでしょうか。
見られている・記録されていると感じると、悪いことはできないものです。

人に監視されることは、行動を変化させる補助として有効です。
これを利用しない手はありません。
もし後回しにしていることが、他人の目が届く場所で取り組めるものであれば、場所を変えてください。
・勉強であれば、図書館やカフェがおすすめです
・運動であれば、スタジオレッスンに参加する方法があります。
・個人的なプロジェクトであれば、コワーキングスペースを利用してみてください

先延ばしにしてきたことや、何となく本気で取り組んでこなかったことで当てはめられそうであれば試してください。
私の経験上、かなり効果があったのでおすすめします。

※机の上に鏡を置いて自分を観察する、という方法を聞いたことがあったので試してみましたが、効果がありませんでした。
自分で自分を監視する方法は、私のように意志が強くない人には無理だと思います。

雑用に逃げたくなる理由

勉強の前に部屋を片付け始める、あるあるだと思います。
「集中して勉強するには、まず部屋をきれいにする必要がある」と考えていますが、本当はただ勉強したくないだけです。
掃除をしている間は勉強しなくても許されるなどと、片付けを免罪符にしています。

責任重大な仕事や、やりたくないことがあると逃げ出したくなるものです。
逃げ出したくなると、逃げ出す言い訳を考え始めます。
そうならないためには、逃げ出さないで本気で取り組むための「理由」が必要です。
まずは自分にとって重要なことは何か、自分に質問してみてください。
私は「これをやらないとどうなるか・・・?」と自問しています。

また、重要な取り組みの邪魔になるものは取り除いておきましょう。
パソコンやスマートフォンから、誘惑となるものは消してください。
少なくとも、スマートフォンは手の届く範囲には置かないようにすべきです。

そして、片付けのような雑用こそ後回しにしてください。
片付けを頑張っても、勉強は一歩も進むことはありません。

苦痛が伴うとしても、価値の高いことに注力できるように自問自答してみてください。
「今、本当にやるべきことは何か。どうでもいいことをやっていないか。」
価値の低いことにどれだけ一生懸命になっても、無意味だということを忘れないようにしましょう。

意思の力はあてにならない

「明日から〇〇を頑張る!」と決心しても、サボったり三日坊主になったりしていないでしょうか。
決心することは無駄だとは思いません。
しかし、先延ばし・後回しを防ぐには効果的とは思いません。
これまでの経験から、自分の意志はあてにならないということが分かっています。

生きている限り、誰でもさまざまな誘惑を受けます。
・テレビ
・お酒
・SNS
・動画や映画
・ゲーム
・人からの遊びや飲み会の誘い
特にスマートフォンは誘惑のトップクラスです。
お手軽に無限とも思える娯楽を提供してきます。
私の周りにも誘惑があふれています。

誘惑に負けたとき、先延ばしや後回しが発生します。
キャリアアップのための勉強、ダイエット、貯金、あらゆることが目の前の快楽に負けてやめてしまうことになります。
誘惑が身の回りにあふれている状況では、頑張ることは難しくなります。

しかし、世の中には誘惑に負けずに成果を出す人がいます。
誘惑に負ける人と負けずに成果を出せる人の違いは、自分の状況をコントロールしているかどうかの差です。
成果を出す人は誘惑となるものを遠ざけ、自分がやるべきことをやらざるをえない状況にしています。

もしやり遂げたいことがあるのであれば、自分が逃げ出さないように囲い込んでください。
逃げ出せないようにすることは、そのプレッシャーやストレスといった苦痛を伴います。
しかし、本当にやりたいこと、成し遂げたいことであればできるはずです。
目先の快楽や苦痛に流されて行動するのではなく、戦略的に考えて行動してください。
そうすれば、長期的に見れば大きな成果を上げることにつながります。

戦略は、誘惑には負けるという前提で考えるべきです。
自分の意思だけ何とかしようとすることだけは絶対にやめましょう。

常に目標を見続ける

目標に向かって進むべきときに、全く関係ないことを考えたり、どうでもいいことをやったりしたことはないでしょうか。
関係ことを考えたりするのは、つらいことから逃げ出すためだと感じています。
要するにある種のサボりのようなものです。
しかし、目標を達成するためには、その無駄な時間を目標に向けて使うべきです。

あらゆる分野で活躍している人は、寝ても覚めても自分がやり遂げたいことばかり考えています。
そこで、目標から目をそらさないための方法を持つようにしましょう。
よくある方法として、紙に書いて壁に貼っておくことです。
受験生が「絶対合格!」と机に貼っているのを見たことはないでしょうか。

他にも以下のような方法が考えられます。
・同じ目標を持つ人と一緒にいるようにする
・すでに目標を達成した人と定期的に会う
・メールの予約送信機能を使う
・リマインダー機能を使う
・パソコンやスマートフォンをよく使う人は壁紙に設定
英単語を暗記するときのように、しつこいくらい目に入るようにしてください。

あれこれ気になるのは、集中して目標を見ていないということです。
常に目標から目をそらさないように意識しましょう。

まとめ

・成功までの過程が含まれていないイメージは危険
・自分を変える必要が本当にあるか考える
・すぐに行動しないことには理由がある
・初動が大切、全力を尽くすべき
・行動には開始日と終了日の締め切り日を決める
・人に監視をしてもらうことを検討する
・雑用に逃げない、本当に必要なことだけ取り組む
・自分の意志をあてにしてはいけない
・目標以外のことは見ないようにする

最後に

『あとでやろうは、ばかやろう』と言う言葉を聞いたことはないでしょうか。
その『あとで』を、一生後回しにするかもしれません。
未来の自分が、必ずしも行動してくれるとは限らないからです。

しかし、将来何かになりたいなら『必ず』今『行動』しなければなりません。

何も挑戦せず、そのまま一生を終える。
そんな人生は嫌だと思うのであれば、すぐに状況・環境を変えることに全力を尽くしましょう。
明日ではなく今、行動しましょう。

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