ここでは、行動できる人が実践している考え方と行動する方法について紹介します。
特に次のようなことを感じている人は、行動できる人の真似することで解決できる可能性があります。
・同僚に比べて仕事の要領が悪い
・期限内に仕事が終わらないことがある
・なんだか焦りを感じて余裕がない
・休日にダラダラ過ごして罪悪感に苦しむ
とにかくやって欲しいことは、行動する人を真似することです。
考えるということは、ほどほどにしてください。
なぜなら「やらない理由」を探し始める可能性があるからです。
行動しない人は、とにかく理由をつけて何もしようとしません。
行動しなければ結果を出すことできません。
会社では、結果が出せない人の居場所はいずれなくなります。
そうならないためにも、行動する人になってください。
考えていることを頭の外に出す
何か問題が起きた時、頭の中だけで考え解決策を探ろうとする人がいます。
そして考えがまとまらずに行き詰ってしまい、考えることをやめてしまいます。
最後に出てくるのは「難しい」「分からない」などの言葉。
何が難しいのか、分からないかを聞いてみると、また考え始める状態。
これは何も前進していない状態です。
問題の解決策でも、アイデア出しでも、頭の中だけで考えることはおすすめしません。
紙でもホワイトボードでも、とにかく書き出してみてください。
書き出すことで客観視することができるようになり、モヤモヤを整理することができます。
そうすることで、次に何をすべきかがイメージできるようになります。
モチベーションを信じない
これは身をもって経験しているため、自信をもって言えます。
モチベーションは、あてにしないでください。
新年の抱負、季節の節目に立てた目標。
頑張ろうと決心したことが続かなかった経験はないでしょうか。
その決心が「明日から頑張る」「いつかやる」といった考えに変わったことはないでしょうか。
その「明日」も「いつか」もやってこないと思います。
過去の私は、決心した気持ちを維持できると思い込んでいました。
そして、維持し続ける方法があると考えていました。
しかし、せいぜい維持できたのは1週間程度、決意は消えていました。
現実的に考えて高いモチベーションを維持し続けることは難しいです。
モチベーションをあてにするのではなく、すぐ行動する方法を考えることをおすすめします。
完璧を目指さない
挑戦しなければ何も始まらないし成功することもありません。
しかし、挑戦にはリスクがともない失敗することもあります。
動かない人の中には一度のミスや失敗を許さないと考えている人がいます。
リスクや問題点にばかり目がいき、どうすれば達成できるかを考えないタイプです。
とにかくやらない理由を一生懸命に探しています。
そもそも挑戦というのは失敗してもおかしくないものです。
むしろ失敗していないことの方が少ないくらいです。
そのことは、成功者と呼ばれる人たちの本やインタビューを見ると納得できるはずです。
問題なのは、失敗したらおしまいだという思考です。
失敗から学び、また挑戦すればいいだけです。
失敗への恐れは、行動や思考を止め先延ばしの原因になります。
そんな状態の人には、小さく行動する方法をおすすめします。
小さく行動すればリスクも小さくなります。
まずは動けない状態から抜け足すことを優先しましょう。
自分を動かす環境を作る
夜中にテレビや雑誌、SNSを眺める人は多いと思います。
そんな時にラーメンや焼き肉といった食べ物を見て、衝動的に夜食を食べたことはないでしょうか。
家でも外でも世の中は誘惑にあふれています。
そんな中で自分の意志力に頼って誘惑に勝つことは困難です。
特にテレビやスマートフォンの誘惑力は非常に強いです。
よほどの強い意志がないと勝てません。
仕事や勉強で、誘惑がある環境に身を置くことは自ら難易度を上げているのと同じです。
スマホを手の届く範囲に置くことはもってのほかです。
気が付けば手に持っていることでしょう。
そうなれば30分・1時間と、あっという間に時間が消えていきます。
まずは、徹底して誘惑されない環境作りをしましょう。
そして、やるしかない環境に自分の身を置くことができれば自然と行動するようになります。
期限を必ず決める
締め切りが迫ってきた時間に合わせるために、必死に頑張ったことはないでしょうか。
その時、自分から引き出した力を思い出してみてください。
すごい集中力だったと思います。
時間に制限がある状態だと、必要なことだけを選び集中して取り組みます。
逆に制限時間がない場合は、思うように行動できないものです。
夏休みの宿題を、新学期の直前に終わらせた人はイメージしやすいと思います。
行動するのに必要なのは、期限や締め切りを設定することです。
期限がなければ、「いつか」やればいいと放置してしまうことになりかねません。
特に自己啓発のような、すぐにやらなくてもいいことは後回しにしがちです。
「いつか」でよくなったことに取り組むのは、1年後になるかもしれません。
最悪、一生やらないこともあります。
そうならないためにも、期限の設定は必ず行うようにしましょう。
休みの日は意識して体を動かす
職場には、月曜の朝からだるそうにしてやる気が感じられない人がいます。
聞けば、前日は昼に起きたせいで夜は眠れずに寝不足で出社。
休日は何をして過ごしているかというと、特に何もせず家でダラダラしているとのこと。
これでは、月曜から頑張れないのは当たり前です。
休日の過ごし方は自由ですが、心と体に疲労を貯めるようでは「やれない人」になる可能性が高まります。
ダラダラしたりして休日を過ごすことの全てが悪いわけではありません。
しかし、運動した方が心の疲労を回復させることが分かっています。
激しい運動は必要ありません。
月曜からだるくて仕方がない人は、休日に軽い運動を取り入れてみてください。
ウォーキングや軽いジョギングで十分です。
朝を大切にする
脳は、朝起きてから2~3時間後が最も活発に行動することが分かっています。
この時間帯にクリエイティブな仕事や、重要なタスクに手をつけると進みが良くなります。
逆に、夜の時間はエネルギーが残っておらず、クリエイティブな仕事は進みが悪くなります。
世界的に有名な成功者は、早起きを習慣にしています。
スターバックスCEOのハワード・シュルツ氏、アップルのCEOであるティム・クック氏が有名です。
このお二方、早朝の4~5時にジムなどで運動しているそうです。
私も成功者たちに見習って、5時30分に起きてブログを書くことを習慣にしています。
朝の1時間の使い方が、1日の使い方を決めると言っても言い過ぎではありません。
1日を充実したものにするためにも、苦労してでも身につける価値がある習慣です。
早起きの習慣がない人は、まず1週間ほど体験してみてください。
目標に数値を入れる
私の職場では、最初にプロジェクトの開始と終了を決めています。
そして作業を分割し、各作業の締め切りと担当者を決めます。
担当者は割り当てられた仕事の期限を目標に取り組んでいきます。
「締め切り日」「50%」「〇〇〇万円」といった数値は、予定やゴールを明確にするため必要です。
ところが、仕事やプライベートの目標に数値を入れることを嫌う人がいます。
嫌う理由は単純で、心理的な負担がかかるからです。
しかし、目標に具体性がないと、あいまいなゴールを目指すことになります。
あいまいな目標では心理的なプレッシャーは生まれず、強制力が働きません。
なんとなく行動し始めるようになり、なかなか成果を上げられなくなります。
全くプレッシャーがない状態では人は動きません。
目標を立てたら、必ず数値を入れ込んでください。
プレッシャーを敵とみなすのではなく、自分を後押しする味方だと考えましょう。
お手本を真似する
世の中のあらゆる分野において、先駆者が経験した問題点や効率的な方法が公開されています。
しかし、どういうわけかゼロから全て自分で考えてやろうとする人がいます。
真面目な人やプライドの高い人ほど、誰かを参考にしたり真似したりすることを嫌います。
特にクリエイティブな分野に、そのような人が多いと感じています。
全て自分でやろうとすると、考えることや作業量がどんどん増えていきます。
これは、何かをやり始めてもすぐに行き詰り、挫折してしまう原因になりかねません。
最悪、考えすぎによって何もやらないまま終わることになります。
結果が出せる人は、最初は真似をしながら知識と技術を習得していきます。
そうして基本が身についたら、自分なりのオリジナリティを出すようにしています。
決して自己流から始めるようなことはしていません。
基本ができていない状態では、応用は無理だと理解しているからです。
取り組んだことがないことであれば、初動にパワーと勇気を必要とします。
「人の真似なんて・・・」と考えなくても大丈夫です。
まずは真似をしながら、効率よく知識や技術を身につけてください。
忘れる前提で行動する
英単語の暗記をしようとした時のことを思い出してください。
単語帳を一読しただけで全て覚えることができたでしょうか?
きっと何度も読み返したはずです。
1回で全てを覚えるには、超人的な記憶力の持ち主でなければ無理です。
そもそも人間の脳は忘れるようにできています。
日常で目に入るもの全てを覚えるような仕組みだと頭がパンクします。
そんな脳に覚えさせるには、復習をすることです。
復習をやればやるほど記憶への定着率が上がります。
私の職場には、メモをなかなか取らない人、取ったメモを見返さない人がいます。
そして同じことを何度も質問する。
これは仕事ができる人とは言い難いです。
その場でしっかり話を聞いても、次週や次月には忘れてしまうということが分かっていないようです。
人間の脳は「忘れるものだ」という前提で行動してください。
・重要なことは必ずメモに残し、繰り返し見る
・専門書を読む場合は、2回、3回と読み直すなどして理解を深める
※勉強法については、さまざまな本が出ているのでそちらを参考にしてください。
決して、1回で理解して記憶しようとしないでください。
まとめ
・頭の中だけで考えない、考えていることを頭の外に出す
・モチベーションを信じない
・完璧を目指さない
・自分を動かす環境を作る
・期限を決めて、強制的に動く
・休みの日ほど意識して体を動かす
・朝の時間に重要な仕事をする
・目標には具体的な数値を入れる
・最初はお手本を真似ることから始める
・記憶力をあてにしない、忘れる前提で行動する
最後に
頑張ることが難しい環境から抜け出すことが重要です。
例えば、勉強を頑張ろうとしている時に、手の届くところにスマホを置いている人がいます。
これはもう、やらないと宣言しているようなものではないでしょうか。
よほど意思が強い人でない限り、誘惑に負けるでしょう。
自分が行動しない人だと感じている人は、まずは自分の身の回りの状態を確認してください。
テレビ・雑誌・スマホ・パソコン・ゲーム機・・・
自分を誘惑するものはないでしょうか。
行動しない人から脱出するには本気で取り組む必要があります。
まずは環境作りを徹底してください。
次に、思考・行動・体調管理に取り組んでください。
すぐに別人になることはないですが、継続して取り組み続ければ行動する人に変われます。