MENU

人から好感を持たれる!会話で相手に共感し、聞き上手になるコツとは?

Photo by Matthew Henry from Burst

あなたは職場や学校で、ムードメーカー的な存在でしょうか?
答えが「はい」の人は、相当コミュニケーション能力が高い人だと思います。
話すことも、聞くことも上手なのでしょう。

残念ながら全ての人がコミュニケーション上手というわけではありません。
しかし、他人と関わらずに生きていくことはできません。
そのため、コミュニケーションスキルは人生で必要な能力です。

会話は「話す人」と「聞く人」がいて成立します。
そして、知識や相手に関する情報が必要になり分、話す方が難易度は高いです。
であれば、手っ取り早くコミュニケーション能力を上げるには聞く力をつけるべきです。

聞く力を身につけることで、話しかけたいと思われるようになります。
そうなれば仕事やプライベートでの人間関係は上手くいきやすくなります。
苦労して身につける価値は多いにあるのです。

ただし、コミュニケーション関連の本を読んだらすぐ社交的になれることはありません。
毎日、実践することで話しかけたいと思われる人になっていくのです。
重要なことは「好かれる話の聞き方」です。
これだけでも意識できるようになれば、相当話しかけやすい人になれるはずです。

目次

好かれる聞き方をする

会話をしているときに、相手がスマートフォンを触り始めたらどう思うでしょうか。
「この人、真剣に話を聞いていないな」
「会話するのが嫌になった」
そう考えてもおかしくはありません。
場合によっては相手を怒らせる態度です。

逆に「ちゃんと話を聞いてくれている!」
そう思ってもらえるような聞き方をすれば、相手から好感を持たれるようになります。
そうなれば、後の会話もスムーズに進めることができます。

聞き方のポイントは以下の4点です。

表情

話の内容に合わせて、表情を合わせるようにしましょう。
楽しい話題のときは笑顔、悲しい話題のときは真剣な表情で。
間違っても、しかめ面で話を聞くことは絶対やめましょう。

また、初対面の相手の場合は先に笑顔を出すことを心がけましょう。
そうすれば、相手は安心して話ができるようになります。
常に相手の気持ちに寄り添っている表情を心がけましょう。

うなずき

話をしているときに、相手がノーリアクションだと不安になります。
「えっ、話聞いているのかな?」
そう思われることもあるでしょう。
うなずくことは、相手の話を聞いていることを示す一番のリアクションです。
ちゃんと話を聞いているというサインを送れば、相手は安心して話を続けることができるでしょう。

私の経験上、「うなずく」リアクションはかなり重要です。
人前でスピーチをしているとき、誰もリアクションをしないため、このまま話をしていいのか不安になったことがあるからです。
それからは、

姿勢 

姿勢は相手にとって安心感を与えたり、逆に威圧感や疎外感を与えたりする要素になります。
腕組みやふんぞり返った姿勢では、相手に不快感を与えてパフォーマンスを下げてしまうことになります。
会話を弾ませたい場合は、相手に体を向けて話すことを意識しましょう。
相手に体を向けるということは、心をひらいて相手に意識を向けているという心理的ボディーアクションになります。

一言で言うと話を聞く態度に関することですが、ものすごく大事です。
態度が悪い人には話しかけたくない、と誰しも思うのではないでしょうか。
あらためて自分の態度を見直したいところです。

言葉によるリアクション

先ほどまでのポイントは体を動かす反応ですが、言葉による反応も重要です。
会話をしていても、笑顔でうなずいているだけだと不気味です。
言葉による反応も、相手が話しやすくなる重要な要素です。

相手に言葉を返すときは、長文である必要はありません。
「すごい!」「素敵です」「いいですね」といった反応でも十分。
まずは反応を返し、その後で必要であれば意見を述べればいいのです。

とにかくリアクションがないと、ちゃんと聞いているのか不安になります。
しっかりとリアクションを返すようにしましょう。
返すリアクションは、ほんの少しオーバー気味がよさそうです。

嫌われる聞き方をしない

好かれる聞き方に対して、嫌われる聞き方があります。
人間関係を悪くする原因になるので、今すぐやめましょう。

やめるべきポイントは以下です。

意見の否定しない、価値観を押し付けない

これはミスを指摘するというのとは違います。
意見の違いを否定しないという意味になります。

人の価値観は育った環境や文化により異なります。
現代は多くの情報に触れることができるようになりました。
そのため、価値観はかなり多様化してきたように感じます。

そんな中、自分では考えられないような価値観に出会うこともあります。
もしかすると素直に受け入れることはできないかもしれません。
ですが、間違っていると否定をするのはやめるべきです。
自分の価値観が正しい、優れていると押し付けるのは論外です。

価値観は、その人が大切にしているポイントです。
大切にしていることを否定されるのは、誰でも嫌なものです。
自分を否定してくる相手と、素直な気持ちで会話をする気になれるでしょうか。
反発したくなりませんか?

自分の価値観は聞かれたときだけ答えればいいのです。
想像してみて下さい。
聞いてもいない価値観を押し付けてくる人が目の前にいる光景を。
不快な気分にならないでしょうか。

意見の違いは、自分とは価値観が異なるだけだと考えましょう。

話をさえぎらない、話し終わるのを待つ

会話あるあるになるのですが、話をさえぎり結論を求める人がいます。
「つまりどういうこと?」「要するに?」
といった具合に、自分のテンポで会話を進めようとするのです。
これはビジネスの場では、よく見られる光景です。

しかし、日常のコミュニケーションの場では避けたいことです。
テンポを無理矢理合わさせられるようでは、会話しづらいと感じます。
そうなると、話をしたくない相手と認識されるようになりかねません。
まずは、相手が話し終わるのを待つようにしましょう。
ビジネスの場で結論を求める際は、やわらかく促すようにして、無理なプレッシャーをかけることは避けましょう。

また、相手に結論を求めることに対し、逆に自分が結論を言う場合も同様です。
悩みごとなどの相談を受けた際に、早急に答えを言うのはいい方向に進まないことがあります。
それは以下のような場面です。
・解決策が知りたいのではなく、気持ちを分かった欲しい
・どうするべきか答えを持っていて、後は背中を後押しして欲しい
こういった場面では、相手に共感することを優先しましょう。
そのうえで必要があれば、解決策を提案すればいいのです。

答えを出したいという気持ちはこらえて下さい。
とにかく相手が話を出し切ることを待ちましょう。

返す言葉に注意する

人は自分を否定されたいとは思っていません。
できれば理解や共感をして欲しいと思うものです。
そのため、会話の中で反応するときは
「そうだよね」「うん、分かる!」
といった肯定的な言葉を選ぶようにして下さい。

逆に否定的な言葉の使用は控えるべきです。
「でも」「いや」
これらは多用すると、コミュニケーションが上手くいかない原因となります。
ツッコミに使う言葉も同様に
「意味が分からない」「で、オチは?」
といったネガティブな言葉も控えましょう。
特に、人間関係が出来上がっていない相手の場合は使用禁止です。

日頃から否定的な言葉は使わないように心がけましょう。
心がけておけば、とっさの反応で否定的な言葉は出なくなります。

質問をしすぎない

コミュニケーションのテクニックとして、相手に質問をするというものがあります。
しかし、質問のしすぎは厳禁です。
「休日は何をしていますか」
「出身はどこですか」
「大学はどこを出ていますか」
「兄弟・姉妹はいますか」
「結婚していますか」
私の身近に、面接でもやっているのかというくらい質問する人がいます。

他にも、恋人やや子供に対しては
「今、どこにいるの?」
「今、何をしているの?」
「いつ帰ってくるの?」
「明日の予定は?明後日の予定は?」
といった具合に、たたみかけるように質問をする人がいます。

何でもかんでも詮索するような質問は不快に思われます。
相手に避けられるようになっても仕方がありません。
質問は、相手の反応を見ながらするようにしましょう。

内緒話は墓場に持って行く

内緒話は決して人に言ってはいけません。
話してしまえば、その内容が人から人へと広がっていく可能性があります。
最悪の場合、話した本人の耳に入ることもありえます。
そうなると相手の信頼はゼロになります。

個人的には、うわさ話も同様だと考えます。
アレコレすぐ人に話す人は、口が軽い人だと思われます。
「この人に話すと言いふらされる」と危険視されます。
対して、回ってきた話を自分で止めることで、口が堅い人だと思われるようになります。
そうなれば「この人なら話しても大丈夫」と安心感を与えることができます。

おしゃべりな人は一緒にいて楽しいかもしれませんが、信頼感があるかは別です。
自身の身を守るためにも、話す内容には注意しましょう。

まとめ

・相手の感情に合わせた表情をする
・適度にうなずく
・話を聞く姿勢をする
・感情を言葉にして返す
・価値観の違いを否定しない
・相手が話し終わるのを待つ
・否定的な言葉を返さない
・質問ばかりしない
・内緒話は絶対口外しない

最後に

この本を読んでから、人がどういう感じで話を聞いているか観察するようになりました。
そして、自分がどんな風に見えているかを意識し、改善するようになりました。
難しいのは、常日頃から意識して実践することです。

重要なことは、会話の中でのリアクションです。
リアクション少ないと自覚がある人は、少しオーバー気味にリアクションするように心がけてみて下さい。
それだけで相手の反応が変わり始めるはずです。

会話は最も多く行われるコミュニケーション方法です。
上手くできるようになれば、得することが沢山あります。
なにより良好な人間関係を築くことができるようになります。

日常の会話が楽しくなるように、ぜひ聞く力を身につけて下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次