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やる気に頼ってはいけない、即行動できるようになる習慣のコツ

Image by Daniel Reche from Pixabay

夢や目標を達成したときの妄想をしたことはないでしょうか。

・お金持ちになった自分
・仕事ができる自分
・ダイエットに成功してモテている自分

あんなことやこんなことが、できる状態になった自分を想像するのは楽しいです。
ところで、妄想ばかりで行動していないということはないでしょうか。

夢や目標を達成するために必要な努力を考えると面倒になり、やる気がなくなる気持ちは分かります。
しかし、何か行動しないことには何も始まりません。
ただ待っていても何かが起きるということはありません。

ここでは、夢や目標を実現させるための行動を起こさない人向けに、行動習慣のコツを紹介します。
少しずつでも自分を変えていく、そんなきっかけ作りにはなるはずです。

一点注意ですが、間違っても「やる気」が出てからやろうとは考えないでください。

目次

考えすぎず、少しだけ行動する

考えすぎる人は、完璧主義の人が多いです。
気持ちが整うのを待っていたり準備ばかりしたりして、なかなか行動し始めません。
初動の段階から完璧を目指すため、とにかく動き出しが遅くなりがちです。

行動が遅いと自覚がある人は、「とりあえず」着手してみましょう。
決めたことができていない、上手くいっていないとしても、失敗したとは考えないでください。
行動できたので良し!失敗ではなく成果を得たと捉えるようにしてください。
何より少しでも行動したことは、何もやっていない状態とは大きな違いがあります。

また、行動して起きそうな問題についてばかり考えている人は要注意です。
起きていない問題よりも、動き始めてから気づいた問題に対応するほうが重要です。
そして、それらは動きながら修正していけばいいだけです。
動く前にアレコレ考え続けていては、いつまで経っても始めることはできません。
最初は、質より量を目指しましょう。

とりあえずやる、簡単なことだけやる

「やる気」は何もしていない状態では、生まれないことが分かっています。
ドーパミンの作用により、行動することで生まれます。
そのため、まずは行動する必要があります。

ですが、最初から大きなことに取り組もうとすると動きづらくなります。
そこで最初は、簡単なことだけに手をつけるようにしてください。
この「だけ」の部分がポイントです。

私の場合は、
・資料を作成するのであれば、見出しを一つだけ書く
・読書をするのであれば、1行だけ読む
・勉強であれば、とりあえずペンを握る
という感じで着手して、作業を続ける気が起きなければやめるようにしています。
やめてしまったら少し間をおいてからまた手をつける。
この繰り返しです。
繰り返すうちに作業を続けることができる状態になるので、そのタイミングで続けるようにしています。

重要なことは、とりあえず動き出すことです。
まずは、まったく何もしないという状態から脱出してください。

毎日の習慣に新しい習慣を取り入れる

新しい習慣を身につけることは大変なものです。
大変なだけに、一度習慣になったことは続けることが当たり前になります。
そこで、すでに習慣化していること利用して、新しい行動を習慣にする方法があります。

例としては以下のようなパターンがあります。
・運動を生活に取り入れたいなら、歯磨き中にスクワットをする
・日々の記録を残したいなら、朝にコーヒーを飲みながら日記を開く
・読書を習慣にしたいなら、通勤電車に乗ったらすぐに本を開く
この方法は、すでに習慣化していることにプラスするだけなので継続がしやすくなります。

上記はすべて私が習慣にしていることです。
毎日の電車での移動中は、だらだらネットを見ている状態を読書習慣に変えることができました。
この効果は非常に大きく、1か月の読書量が0冊から4冊になりました。

探し物をやめる

探し物をしている時間は、非常にもったいないです。
時間を使うだけでなく、思考を探し物のために使うことになります。
そうならないためにも、作業に取り組む前に必要な物は用意しておくようにしましょう。
滞りなく作業を進めるための準備となるため、ここには時間を使いましょう。

また、日頃から整理整頓をしておくことも重要です。
使用頻度の高いものは使いやすい定位置にして、あまり使わない物はしまっておきましょう。

他にも物を極力持たないという方法があります。
私は、探し物も片付けも面倒だと思ったので、物をできる限り持たない方法にしました。
物が少なければ、物に使う時間を減らすことができます。

ネット上には、さまざまな整頓術の情報があります。
自分に適した方法があるかと思いますので参考にしてください。

頭の中にある考え事を、書き出しておく

何かに取り組むとき、やるべきことが明確になっていないと着手に時間がかかります。
そして、あいまいな状態は余計なことやる原因になります。
そんなことを回避するために、やるべきことをリスト化して最初のアクションを決めておきましょう。

私は必ず作業リストを作成するようにしています。
そうしておかないと余計なことばかり考えてしまい、手が止まってしまうからです。
何より、自分のすべきことが明確になっていると気分がいいです。
このリスト通り作業さえすればいい、という安心感があります。

やるべきことが明確になっても、まだ集中できないときは何か気になることがあるときです。
普段の生活の中では、大小さまざまなことが頭に浮かぶものです。
そんなときは、気になっていることをすべて書き出してしまいましょう。
そして書き出した内容、対策と、いますぐ考えるべきことかどうかを追記します。
たったこれだけで思考の整理ができて頭がすっきりします。

この書き出すという作業は、個人的にかなり重要だと感じています。
作業のマルチタスクも避けたいところですが、思考のマルチタスク状態は最悪です。
経験上、この状態になると作業速度がとんでもなく遅くなります。
特に心配事を心に抱えている状態が、一番集中を妨げると感じています。

自分の行動に対して、100点か0点で評価しない

結果にこだわることは良いことですが、こだわりが強すぎるのは考え物です。
特に、一つ一つの過程にも強くこだわり始めると危険です。
こうなると、上手くいかないこと、つまずくことがある度に「ダメだ」と考えるようになります。
このダメだと考える回数が増えるにつれ、だんだん意欲がそがれ挫折に向かって進みます。
最悪の場合、あきらめということになります。

まず、100点か0点、白か黒といった評価方式しか持たない人は考えを変える必要があります。
私も完璧主義なところがあるので分かります。
・勉強であれば、毎日テキスト10ページ進める
・運動であれば、10回×3セットで行う
決めること自体はいいのですが、半分しかできなかった場合でも、その日はダメ扱いしていました。
少しでも良くない点があると、そこにしか目がいかなくなってしまうのです。

こうならないための対処として、まずは自分ができていることを確認してみてください。
そして、できていることに対して部分点を与えてください。
毎日少しずつ点数を加算していくように行動するイメージです。
そうすれば「ダメな部分もあるけど、できている部分もある」と考え、立ち止まることなく進み続けられます。
すぐにあきらめてしまう癖がある人は、試してみてください。

時間の使い道を調べる、使い道を考える

時間が足りないという人は、自分が何に時間を使っているか把握しているでしょうか。
就寝時間、就業時間、入浴時間、食事時間。
こういった時間はすぐに把握できます。
では、これらの間にある時間はどうでしょうか。

ふと思い返してみると、
・夕食後からお風呂に入るまでの時間
・お風呂からあがって寝るまでの時間
私の場合は、このあたりの時間は何をしているかハッキリと思い出せません。
なんとなくSNSやYouTubeなどを見ているかな・・・程度の認識です。
経験上、時間の使い道や区切りを決めないでいると、時間を浪費してしまいます。

時間の使い道は、自分や生活を維持するための時間、人付き合いの時間など色々あります。
中でも自分を成長させる時間は、積極的に作りたい活動時間です。
この時間が少ないと、現状維持で精いっぱいになります。
まったくない場合は年齢を重ねていくことになる分、悪くなっていくと思っています。

時間の使い道を調べた結果、浪費している時間が多いと思った人は、自分を成長させる時間にあてることを考えてみてください。

目標に本気の欲望を入れ込む

季節の節目や新年に目標を立てる人は大勢います。
そこで確認してほしいことが一つ。
その目標に自分の欲望が含まれているかどうかです。

私も目標を何度か決めたことがあります。
振り返ってみると、自分の欲望が入っていない目標を考えていたことに気づきました。
その目標は
「会社が推奨する資格を取る」
「会社が望むスキルを持つ人材になる」
というものです。
これは完全に会社のための目標です。
今にしてみれば、これは失敗したと思っています。

なぜなら、自分が本気で望んでいないことだからです。
普通に考えればわかることですが、やりたくもないことに本気になれません。
大変な労力が必要であれば、なおさらです。

目標を立てる際は、自分の心からの願望が含まれているか問いかけてください。
「自分はどうなりたいのか」
「本当はどうしたいのか」
自分の本音を元に考えてください。
達成したときに、「やらされた」という感想が出ないような目標にしましょう。

まとめ

・考えすぎることをやめて、とりあえず行動する
・とりあえず簡単なこと「だけ」やる
・すでにある習慣に、新しい習慣を取り入れる
・探し物をする時間をなくす
・思考のマルチタスク状態を避ける
・自分の行動に対して極端な評価しない
・時間の使い方を考える
・目標を立てるときは本音で考える

最後に

これまで、もっと早くやっていればよかったと思うことが沢山ありました。
思い返してみると、先延ばしにした理由も
・見たい映画がある
・休日になったらやる
・今は乗り気じゃない
といったものばかりで、どうかしていたと反省しています。

言い訳の出始めに
「やらないといけないと分かっているけど・・・」
というものがあります。
自分も言った経験があるので気持ちはよくわかります。

しかし、この考え方はよくありません。
やらない自分を正当化する理由を探している状態です。
この思考に陥っている人は考えを改めなければいけません。
そもそも余計なことを考えずに「とりえあずやる」にシフトする必要があります。

繰り返しになりますが、「やる気」が出てきてからやるとは考えないでください。

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