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夢叶えるための努力人間に変わる方法

Image by Gerd Altmann from Pixabay

「人は何回チャレンジしたらあきらめるか?」
哲学者のナポレオン・ヒル氏による調査の内容です。
男女3万人を対象に行われ、平均で0.8回という結果でした。
これは挑戦すらしていない人がいるということです。
そして、1回挑戦してあきらめる人も相当多いということ。

挑戦をあきらめることは簡単です。
ですが、自分があきらめた目標を達成した人が目の前に現れたとしたら。
そのとき、何も思わずにいられるでしょうか。
あの時もう少しがんばっていれば・・・
自分もできたはずなのに・・・
などのように後悔しないでしょうか?

目標を達成できるかどうかは行動次第です。
大切なことは挑戦して失敗しても、また挑戦することです。
世界的に有名な成功者も、挑戦と失敗を繰り返しています。
しかし彼らはあきらめることなく、成功するまでしつこく挑戦しています。
そんな成功者と同じような「しつこさ」は、誰でも身につけることができます。

本記事では、しつこく努力する自分になれる方法を紹介します。

目次

あきらめず行動するための方法

コツコツ地味に続けること。
あきらめずにやり抜くこと。
単純で誰にでもすぐ実践できる成功法です。

ですが「分かっているけど、続けられない」
というのが多くの人の悩みではないでしょうか。
私も同じように悩んだことがあります。

自分を振り返ってみると、続けられない理由は以下のようなものでした。
・面倒くさいから
・苦痛だから
・つまらなくて飽きてしまうから
・努力量に対して価値が感じられないから
・続ける意味がないのではと思ったから
(振り返った内容は、仕事関係の資格取得を目指したときのことです)
同じような理由で、投げ出してしまった人もいるのではないでしょうか。

単にがんばるだけでは、きついと感じたときに、あきらめそうになります。
そこで、「しつこく」続けるには、以下のような工夫が必要です。
(すべてやる必要はなく、取り入れそうな部分を実行してみてください)

1.自分にとって価値があるものにする

つまらないことを続けることは、本当に大変です。
特に「やらされている」と感じていることほど難しくなります。
短期間で終わることなら気合で乗り切れるかもしれません。
しかし、中長期になるとそうはいきません。

私の場合は、会社から推奨されている資格の取得で苦戦しました。
資格に興味があるわけではなかったので、何の面白みも魅力も感じていませんでした。
ましてや会社のための勉強だと思うと、うんざりします。
当然、勉強していても楽しくはありません。
資格手当で給料が上がることはうれしいです。
しかし、それだけでは何ヶ月も勉強をする意欲は湧きませんでした。

そこで上がった分の給料で何ができるか考えました。
考えた結果、趣味の旅行に全額投入すると決めました。
そこからは資格勉強を、旅行の準備だと思うようになりました。
正直、無理矢理なこじつけ感があります。
しかし、これだけでも気持ちに変化がありました。
つまらないことが、楽しいことの前準備に変わったのです。

「やりたくない」ことに取り組んでいる人は、「やりたい」に変えることができないか考えてみてください。
その際、自分にとって価値がある理由を考えてください。
理由は必ず自分の欲求を基準に考えてください。
会社や世間体を基準にしてしまうと、「やらされている」という感覚が出てきます。

自分にとって価値や納得感のある理由があれば、気持ちは変化します。
そして続けることの難易度が下がります。
反対に全く「やりたい」理由がなければ、続けることは極端に難しくなると覚えといてください。

2.取り組みやすくする

取り組むべきことが簡単であればあるほど、しつこさを発揮できます。
対して、難しいことや量が多い場合は対策が必要です。

私が資格勉強に使用したテキストの分厚さは、辞書並みでした。
初めて手に取ったとき、その重さにうんざりしたことを覚えています。
そして、これから勉強する量を想像しただけで投げ出しそうになりました。

そこで、思い切ってテキストを15等分に裁断しました。
そうするとペラペラになった冊子が15冊出来上がります。
着手する1冊だけ机に出しておいて、他はしまっておきます。
これで分厚いテキストを見て気が滅入ることがなくなりました。
そして、今日はこの1冊だけと決めておいて勉強すると考えると、すぐ取り掛かることができました。

私の例では資格勉強ですが、考え方は他のことにも応用できます。
・取り組んでいることの量が膨大な場合は分解する
・無駄な準備作業や手順を思い切ってやめる
・迷うことをなくす

大切なことは、とにかく悩まず考えず、すぐ行動できる状態にしておくことです。

3.定期的に成果を確認する

自分が取り組んだことに対して、成果を確認することは重要です。
目標に向かって進んでいるかどうか。
結果につながっていくかどうか。
これらが分からないと、やる意味が分からなり続けることが難しくなります。
逆に進捗や結果が見えるようになると、さらに目標に近づこうと行動する意欲が湧いてきます。
成果を確認することの効果は、心理学でも実証されています。

成果の確認には、記録をすることをおすすめします。
私の資格勉強の際、テキストを進めたページ数と練習問題の結果を記録しました。
今日は何ページ進んだか、今週・今月の合計はどれだけか分かります。
そして練習問題を解いてみた点数も記録します。
記録を見返すことで、合格に向かって着実に進んでいることが分かり安心感を得ることができました。

記録する方法は、勉強に限らず他の事でも可能です。
記録が分かりやすい例はダイエットです。
日々の運動量と体重変化を記録すれば、成果が一目で分かります。
同時に、自分がやっている方法が間違っていないか確認もできます。

ただし、記録は簡易的な方法で行ってください。
続けるためには、手順を複雑にしてはいけません。
あくまで記録は、しつこくやり続けるための補助だと考えてください。

4.やる気を浪費しない

人が持っている体力・気力・時間・お金、これらは有限です。
そのため、リソースを分散させず集中する必要があります。

私の資格勉強の場合は、以下の方法がありました。
・テキストで勉強する
・勉強会に参加する
・資格取得のための講座を受講する
・オンライン動画で勉強する
これらをすべて実行すると、時間もお金も体力もすぐになくなります。
効率を考え、テキストとオンライン動画だけで勉強することにしました。

私の場合は資格勉強ですが、他のことでも考え方は同じです。
例えば英語勉強やダイエットの場合は、多くの方法があります。
そのため、どの方法が良いかしっかり考えてから取り組むべきです。

より早く成果を出したくなるのは当然です。
そのため、たくさんのことを同時並行で取り組む人がいます。
しかし、アレコレ手を出すと力を分散させてしまうことになります。
それだけでなく、複雑になったり手順が増えたりして挫折の原因にもなります。

選択と集中は、しつこく続けるためにも大切なことです。
いろいろ手を出しすぎて、どれも結果が出なかったということがないようにしましょう。

5.ダメだと感じたら思い切って方法を変える

取り組むことを決めたら、次に手段や方法を考え決めることになります。
しかし、決めた方法をやってみると上手くいかないということもあります。
そんなとき、同じ方法にこだわり続けると時間を浪費することになります。

私の場合は仕事に関する勉強で、時間とお金を浪費したことがあります。
仕事の勉強を始めようと考えたときに、書籍を利用しようと決めました。
専門的な書籍は、基本的に高いものです。
私は一万円ほどする書籍を3冊購入しました。
そのとき、中身をよく吟味せずに買ってしまいました。

そしていざ勉強を始めてみると、驚くほど内容が頭に入ってきませんでした。
この本で勉強を続けるのは相当つらい、無理かもしれないと感じました。
しかし同時に、
・高い本を買ったのだから、最後まで読まないと損
・本の内容を最初から最後まで頭に入れないといけない
と考えていました。
結果、使った時間に対して得た知識量が釣り合わない状態になりました。
これは、がんばったけど成果が出せなかった私の例です。

成果が出ない方法を、しつこく続けても意味はありません。
とはいえ、途中まで続けてきた方法を変えるには勇気が必要です。
しかし上手くいっていないのであれば、軌道修正をする必要があります。
もし、この方法続けても意味はないかもしれない。
そう感じることがある場合は、思い切って立ち止まってください。
そして、改めて他の方法はないか調べてください。

ときにはこだわりを捨て、試行錯誤することも必要です。
重要なことは、ただ続けるのではなく成果が出る方法で続けることです。

失敗したとき、つらいときは価値を思い出す

取り組むことの難易度が高いと、失敗をすることはありえます。
失敗というほどでなくても、つらいと感じることはあるでしょう。
そんなとき、何のために努力するのか。
取り組むことに、どんな価値を感じているのか。
この部分がはっきりしていないと、つらい気持ちをはねのけることができなくなります。
そして、投げ出すことになります。

成功は失敗や困難な出来事の先にあることがほとんどです。
そんなことは、誰でも分かっていることです。
分かっているけど、気持ちに負けて挫折する。
よくある話です。

もう限界!嫌だと感じたら、すぐ自分に質問をしてみてください。
・どうして始めたのか
・これを成し遂げたら、人生はどう変わるのか
・インセンティブ報酬が入るのか
・達成することで、どんないいことが待っているのか
始めたからには、何か理由があるはずです。
そのことを思い出してください。

私は資格勉強のときは、
「遊びに使うお金を増やしたい!」
この一点で突き進みました。
一年間で12万円、遊びに使えるお金が増える。
旅に出かけている自分を想像してソワソワしていました。
その気持ちがあるからこそ、勉強を続けることができました。

やり続けていても、なかなか結果が出ないときもあります。
うんざりしたり落ち込んだりすることもあります。
ですが、成功はつらい道のりの先にあることがほとんどです。
投げ出したくなるときは、取り組み始めたときのことを思い出してください。
そうすれば、もう少し続けようという気持ちが湧いてくるはずです。

挫折の原因を知る・問題を分析する

目標を立て、努力を続けていても心が折れてしまうことがあります。
挫折は避けたいところですが、無理なものは無理です。
悩んだ結果、あきらめる選択をすることもあるでしょう。
しかし、そのときに必ずやって欲しいことがあります。
それは挫折した原因の振り返りです。
原因を把握しておかないと、また次も同じような挫折をする可能性があります。

原因が能力不足の場合は、目標・課題設定が誤っています。
次の挑戦では、自分に合うレベルかどうか注意すれば大丈夫です。
興味が薄れて継続できないようであれば、目標の選択が誤っています。
思い切って他の分野に挑戦すれいいでしょう。
挫折にはさまざまな理由がありますが、いずれも次の目標に活用できるはずです。

また、先人から挫折を防ぐ方法を学ぶこともできます。
自分が取り組んでいることで、先輩と呼べる人はいるでしょうか。
もしいるのであれば、以下のような質問をしてみてください。
・難しいところ
・ミスしたところ
・やってみて無駄だったこと
・挫折した理由
このあたりは、後から始めた人でも同じ経験をする可能性が高いものです。
先回りして、つまずきそうなポイントを潰しましょう。

まとめ

・自分にとって価値がないと、しつこく行動できない
・しつこく行動するには取り組みやすくしておく
・成果が出ていることを確認しながら取り組む
・無駄なことにやる気を使わない
・行き詰ったときは思い切って方法を変える
・つらいときは達成したときの価値・取り組む理由を思い出す
・挫折してしまったときは必ず原因を振り返る

最後に

挑戦することが「やりたいことだけ」とは限りません。
私のように、会社から推奨されている資格取得という例があります。
やりたくないという気持ちは抑えられるものではありません。
嫌なものは嫌なのです。
ですが、しつこく行動するための方法はあります。
そして行動を続けていると必ず成果が出せるようになります。

「しつこさ」は幸せを手に入れるスキルです。
夢や目標を安易にあきらめることは本当にもったいないことです。
挫折経験がある人ほど、しつこく挑戦するスキルを身につけてください。
そうすれば、次の挑戦は上手くいく可能性が高まります。

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